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今里筋線の車庫は、鶴見緑地の北西口付近の地下に広がっています。
この今里筋線の車庫、鶴見緑地北車庫には、地上から地下の車庫内に資材を搬入するためのエレベーターが設置されているほか、車庫の管理棟の建屋内にも地下の車庫につながる連絡階段があります。
もし、大雨や台風などの自然災害が発生し淀川が氾濫した場合、これら資材搬入用のエレベーターや管理棟内の地下への連絡階段から車庫内に大量の水が入ってくるおそれがあります。
エレベーターにも扉が設置はされてはいますが、淀川の氾濫などがあれば大量の水がエレベーター扉の隙間から浸水します。
そのため、大型台風の予想がある時や、万が一、水が流れ込んできそうになった場合、止水堰と呼ばれるパネルを設置することにより、地下の車庫への浸水を防ぐようになっています。
鶴見緑地北車庫では、12月6日、大雨や台風等の浸水被害に備えて、この止水堰を素早く設置する訓練が行われました。
今回の訓練では、まず、資材搬入用エレベーターの扉の前に止水堰を設置する訓練からスタートしました。普段はエレベーター横に吊り下げられている止水堰本体を簡易な台車に乗せてエレベーター前まで運びます。その後、止水堰を4か所のレバー穴のある位置に入れ、台車を下から抜きます。台車が抜けたスペースに止水堰を降ろし、地面とのすき間がないような状態にします。最後にレバーを掛けたら設置完了です。わずか数分の作業時間でした。
引き続き、管理棟内の連絡階段にも止水堰を設置します。管理棟内の廊下内に吊り下げられている止水堰を2人で運び、連絡階段部分に取り付けます。レバーを4か所ロックしたら設置完了です。こちらについてもわずか数分の作業でした。
鶴見緑地北車庫では、大雨や台風に備え、毎年定期的にこれらの止水堰の設置訓練を実施しているのです。
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