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滅多にあることではありませんが、ずいぶん昔に地下鉄の車輪に何らかの原因でロックがかかって、きちんと回転しなくなり、電車が正常に動かないといったことがありました。
もしも、このように電車の車輪が動かなくなった時には、車庫に搬送するなど営業している線路から移動させる必要があります。
10月24日、御堂筋線の車庫、中百舌鳥検車場では、御堂筋線の電車の車輪が何らかの原因で動かなくなった時でも電車を動かすことのできる状態に復旧するための訓練が行われました。
今回の訓練では、動かなくなった車輪の部分に小さな車輪のついた搬送台車というものを取り付ける作業が中心となります。
搬送台車を取り付けることにより、動かなくなった車輪も低速ではありますが、線路の上を走ることができるようになりますので、車庫などに移動させることが可能になります。
訓練では、搬送台車の取付に概ね1時間くらいかかりました。
その後、搬送台車が取り付けられた電車は約10㎞のスピードで走行し、動くことも確認いたしました。
実際に、電車が動かなくなった時は、まずお客さまに電車から避難いただくことになります。そのような場合の災害活動を想定し堺市消防局の方々も見学に来られていました。
このように、万が一、電車の車輪が動かなくなってしまった場合にすばやく復旧できるよう、地下鉄の各車庫では毎年定期的に訓練を実施しています。
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