いつもOsaka Metroをご利用いただきまして、ありがとうございます。
以前、地下鉄が脱線した際に車両をジャッキアップして元の線路に戻す復旧訓練をご紹介しました。
車両が大きく脱線した時は、車両を元の線路に戻すためにジャッキを使いますが、比較的軽微な脱線の時は、リライバー(簡易脱線復線装置)とチルホールという耳慣れない名前の器具を用いて、車両を元の線路に復旧します。
軽微な脱線の場合、ワイヤーをレバー動作で引っ張ったり緩めたりする器具であるチルホールを用いて車両を引っ張り、脱線した車両の車輪をリライバーという器具の上に滑らせて元の線路の上に戻す作業を行うことになります。
この、リライバーとチルホールの取扱訓練が8月15日、谷町線の車庫、大日検車場で行われました。
今回の訓練では、リライパーのレールへの取付作業、チルホールのワイヤーを車両とレールとに取り付けて、レバー動作を確認する作業を中心に実施しました。
万が一電車が脱線した際も、少しでも早くスムーズに復旧できるよう、地下鉄の各車庫ではこれらの特殊な器具の取扱い訓練についても毎年定期的に行っているのです。
いいね!
9
コメント
0