いつもOsaka Metroをご利用いただきまして、ありがとうございます。
今回は、地下鉄の新型コロナウイルス対策として実施している、車内のチタンコーティングについてご紹介します。
現在、Osaka Metroではすべての車両について、車内にチタンコーティングをしています。
このチタンコーティング施工ですが、『オールチタンAT254』という抗菌・抗ウイルスのコーティング剤を地下鉄車内に散布することにより行います。
散布された溶液は空気に触れることにより硬化して、コーティングの薄膜になり、このコーティングの薄膜に新型コロナウイルスを始めとしたウイルスや細菌などの汚染物質が引っつくと、触媒反応が生じ、空気中の水と有害物質が反応して最終的には、水と二酸化炭素に分解されます。このような反応が24時間絶え間なく繰り返され、ウイルスや菌は絶えず分解されていきますので、地下鉄車内は、常に抗菌された状態が保たれるというわけです。
『オールチタンAT254』は、新型コロナウイルスに対する不活化の実証実験においても、空気触媒溶液では日本で初めて、新型コロナウイルスが30分で78.754%、60分で97.626%、120分で99.887%不活化するという試験結果が報告されており、新型コロナウイルス対策としての効果も実証されています。
このコーティング施工により、抗菌・抗ウイルス効果は、5年程度は持続するそうです。
Osaka Metroではチタンコーティング施工について、昨年度に地下鉄全車両で完了しており、今年度以降は、新しく導入する車両と中間更新の車両を車両メーカーから受け取った後にコーティングを実施しています。
写真は、8月4日に中央線の車庫、森之宮検車場で行われた、もう間もなく登場する中央線の新型車両でのコーティング剤散布の様子です。室内が散布されたコーティング剤で煙っていますが、水性完全無機コーティング剤なので人体には安全無害です。
このように、Osaka Metroでは新型コロナウイルスに対して、さまざまな対策を講じ、お客さまが安心して地下鉄にご乗車いただけるよう努めています。
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