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今回は、ニュートラムのタイヤローテーションについてご紹介します。
ニュートラムは、鉄の車輪ではなく、自動車と同じようなゴムタイヤで走行しています。
毎日走行していますので、自動車と一緒で当然タイヤの溝はすり減っていきます。
ニュートラムは1つの車両に4つ車輪がありますが、2輪駆動なので、自動車の場合と同じで駆動している2つのタイヤ(動輪)のほうが、駆動していない2つのタイヤ(従輪)より早くすり減っていきます。
タイヤの溝の深さがアンバランスになると、安全走行にも支障をきたします。
一般の自動車では、前輪と後輪のタイヤのすり減り具合が均等になるよう、前輪タイヤと後輪タイヤを交換する(タイヤローテーション)ことが多いですが、ニュートラムでも同じように、ニュートラムの車庫・南港検車場で定期的にタイヤローテーションを実施しています。
ニュートラムでは、1車両につき4.5万㎞走行ごとにタイヤローテーションを行っており、年に1回以上は実施する計算になります。
そして、18万㎞走行(約3年)で新品タイヤに交換しています。
このタイヤローテーション作業ですが、ニュートラム1編成4車両の動輪8個と従輪8個を順番に交換していきます。
タイヤホイールのナットを緩めた後、タイヤを取り外して別のタイヤを取り付けるのですが、タイヤ1個は重さ120㎏もあり、一人の人間がタイヤを持ち上げて交換することは不可能です。
そのため、タイヤの取り外し・取り付けは専用のクレーンを使って行います。
また、タイヤを取り外したタイミングで車軸の重要な部分の点検を実施しています。
ニュートラムが走行している時に道路に直接接する車輪は、安全運行において最もキーとなる部分です。
今回ご紹介したタイヤローテーションやその他定期検査などにより、ニュートラムの安全輸送は支えられています。
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