いつもOsaka Metroをご利用いただきまして、ありがとうございます。
皆さんは、ニュートラムに乗ったことってありますか？
このニュートラム、コスモスクエア駅と住之江公園駅を結んでいる乗り物で、
コンピューター制御により、自動運転で運行する
ハイテクな電車なんです。
また、レールの上ではなく、コンクリートでできた専用道路を走行しています。
ということで、車輪も一般の電車のような鉄の車輪でなく、
車と同じようなゴムタイヤでこの専用道路を走っています。
実は、ニュートラムの車両の横には小さな車輪（案内輪と言います）がついており、
この案内輪が専用道路の両端に設置されている案内レールというものに接触することにより、
案内レールに沿ってカーブを曲がるしくみになっています。
ニュートラムの場合、専用道路から電車がはみ出てしまうということは、巨大地震が発生したようなケースでしか起こりえないことではありますが、可能性がないとは言えません。
電車が走行不能になった場合を想定して、いち早く復旧ができるように、
ニュートラムの車庫、南港検車場（中ふ頭駅近くにあります）で、6月23日及び24日に訓練が行われました。
今回の訓練では、一つ一つの作業を確実に確認しながら、
作業手順の通りに車両をジャッキアップして、
案内輪を取り替える復旧作業を実施しました。
Osaka Metroでは、電車が走行不能になった場合を想定して、
少しでも早く営業再開ができるように、
毎年定期的に訓練を実施しています。