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長堀鶴見緑地線の車庫は、鶴見緑地駅の近くにあります。
何と、鶴見緑地内のテニスコートの下、地下にあるんです。
長堀鶴見緑地線の地下車庫、鶴見検車場には、
地下鉄車両や大型の機械・部品などを搬入するための
大きな通路が地上からつながっています。
もし、大雨や台風などの自然災害が発生した場合、
この通路から大量の水が入ってくるおそれがありますので、
この通路には浸水を防ぐための巨大な鉄の扉が設置されています。
大型台風の予想がある時や、
万が一、水が流れ込んできそうになった場合、
この扉を閉めて地下の車庫への浸水を防ぐようになっています。
鶴見検車場では、6月8日、大雨や台風等の浸水被害に備えて、この巨大な鉄の扉の開閉訓練が行われました。
今回の訓練では、まず、普段はふさいである、鉄の扉のはまる溝の溝蓋(グレーチング)を外します。
次に、通路の壁に固定している鉄の扉の固定具を外し、まず片方の扉を閉めます。
単に閉めるだけでは、通路の下の部分が空いたままの状態ですので、通路内の溝にハマるまで、扉を下げます。
この後、もう一つの扉も閉めて、同様の手順で作業を進めていきます。
最後に、閉まった扉を固定して完了です。
過去にも、大型台風の予報があった時には、
この巨大な鉄の扉を閉めることはあったそうです。
今回の鶴見検車場以外でも、地上にある地下鉄車庫などでは、車庫から地下鉄の営業路線に入る箇所には、
同じような巨大な鉄の扉が設置されています。
このような鉄の扉が設置されている車庫では
毎年梅雨入り前の時期に、
これらの扉の開閉訓練を実施しています。
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