日本橋せいとう はじまりの珈琲のお話☆
6月3日14:30より創業当時の珈琲を
お楽しみ頂ける"昭和の喫茶タイム"を始めます。
小説にも登場する"日本橋せいとう"の珈琲。
終戦直後、中国の満州”青島“から命懸けで
日本に帰還した"せいとう"の創業者(私の祖父母)は
戦争で疲れ切った人々を笑顔にしたいと
1杯の珈琲屋 “青島”(のちに平仮名で屋号”せいとう“となる)を始めます。
きっかけは、珈琲から漂う“平和な頃の温かい香り”が人々を笑顔にするのを見たから、だそうです。
当時、入手困難な珈琲でしたが、商店を始めた祖父は地元企業の方々の応援を得て、当時米軍に納められていた珈琲と同じものを入手する事ができました。
当時は貴重品な上に、贅沢品の珈琲。見つかるとお叱りを受けてしまうので、“大豆を炒った大豆珈琲”と表現していたそうですが、小説『サラリーマン目白三平』に下記の一節があります。
“目白三平は終戦後はずっとここに通い続けている。
まだどこでも本もののコーヒーを飲ませてくれないときに、この「青島」では、ふんだんに純粋のやつをのませてくれた。”(p.63)
少し長くなりましたが、この珈琲は
“アーミーストロング”といいます。
ストロング、と名前が入っていますが、現代のイタリアンローストなどのコクのある珈琲に慣れていると
飲みやすくて優しい味に感じます☆
他にも、昔懐かしい昭和のプリンや
黒パンのミニサンドウィッチ、クリームソーダetc...をご用意してお待ちしております。
皆様にお楽しみ頂けたらいいな(๑˃̵ᴗ˂̵)
※写真は当時の店の前。小さな男の子が
先代(私の父)です。背景の建物は三越さん!
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